消費者金融のアコムではカードローンとは別に、クレジットカードのACマスターカードも発行しています。
クレジットカードの三大ブランド(VISA、MasterCard、JCB)のうちの一つ、MasterCardのブランドを持つクレジットカードで、もちろんMasterCardの取り扱いがあるすべてのお店で利用できます。
消費者金融のアコムが発行しているクレジットカードということで、他のクレジットカードにはない特徴もいくつか持っています。

アコムのクレジットカード、ACマスターカードについて解説します。
アコムACマスターカードは年会費無料で即日発行が可能なクレジットカード!
アコムACマスターカードの大きな特徴は、カード申込みから即日発行が可能なクレジットカードである点です。
通常のクレジットカードの申込みは、カードが届くまでに申込みから2週間程度かかります。
しかしアコムACマスターカードのカードの受け取りは郵送のほか、全国にあるアコムの自動契約機(むじんくん)でクレジットカードの発行ができるため、最短で申込み当日中にクレジットカードを受け取ることができます。
アコムのACマスターカードは利用明細の発行はなく、アコムの会員サイトで確認するWeb明細利用になり、明細書の発行もありません。
いろんな種類のクレジットカードが出回る中、申込みから即日発行ができるクレジットカードは非常に珍しいです。
即日発行のクレジットカードは他にはエポスカードくらいしかありません。



海外旅行前などどうしても急いでクレジットカードを作りたい方には、アコムACマスターカードはありがたい存在ですね。
アコムのACマスターカードはいつでも一括払いできるリボ払い専用カード!
アコムのACマスターカードのもう一つの大きな特徴は、基本的にはリボ払い専用のクレジットカードなのですが、毎回の返済金額については、所定の金額よりも多めに払ったり、リボ残高を一括で返済するのも自由な点です。
クレジットカードのリボ払いといえば、毎月の支払いは一定額で抑えられるというメリットはあるものの、知らぬまにリボ払い残高が増えてしまい、毎回の返済もかなりの部分をリボ払い手数料で持っていかれるというデメリットもあります。
しかしアコムのACマスターカードは、返済額に関してはリボ払いで決められた一定額以上であれば多めに払うのは自由で、カード会社に連絡したりなど特別な手続きも必要ありません。
リボ払いカードではありますが、通常のクレジット1回払いのように、クレジットカードで利用した金額を一括で全部払うことも可能です。(ただし利用日から支払日までのリボ払い手数料は日割りで必要になります。)
アコムACマスターカードはカードローンとしてお金を借りることもできる
アコムACマスターカードのもう一つの特徴は、ショッピングの限度額の範囲内で、アコムのカードローンと同じようにお金を借りることができる点です。
アコムACマスターカードは「カードローン契約極度額」と「クレジット利用限度額」の2つのカード利用上限が設定されています。
カードローン契約極度額、クレジット利用限度額のどちらも50万円だった場合、アコムACマスターカードで20万円をクレジットカードの買い物で使用した場合、枠の残りの30万円がカードローン融資枠になります。
50万円という限度額をクレジット利用・カードローン利用で共用しているのです。
「カードローン契約極度額」と「クレジット利用限度額」がともに50万円だから、カードローンで50万円借りて、さらにクレジットカードのショッピングも50万円利用し、合計100万円の利用ができるというわけではないので注意が必要です。
また、人によってはカードローン契約極度額が10万円、クレジット利用限度額が30万円など、2つの限度額が異なる場合もあります。
この場合はどちらか大きい方がカードの利用上限になります。クレジット利用限度額の30万円の範囲で10万円をカードローンとして借りることができるというわけです。
クレジット利用限度額が30万円でカードローン契約極度額の10万円を借りた場合は、残りの20万円がクレジットで利用できる金額になります。
普通のクレジットカードのキャッシングの場合は、ショッピング利用限度額の範囲内でキャッシングの利用上限が設定されていることが多く、たいていの場合、キャッシング枠はショッピング枠よりかなり少ないはずです。
しかしアコムのACマスターカードはショッピング枠とキャッシング枠が同額の場合があるので、いざというときのお金の備えとしては安心感があります。
アコムのACマスターカードの基本スペックとリボ払い手数料・支払いについて
アコムのACマスターカードの基本スペックは以下のとおりです。
ご利用限度額 | 10万円~300万円※ショッピング枠利用時 |
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手数料率/実質年率 | 10.0%~14.6%※ショッピング枠利用時 |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
各回の支払期日 | 35日ごとの支払・毎月支払(口座振替・口座振替以外) |
弁済金の算定方法 | 利用金額の3.0%以上、利用金額の2.5%以上、利用金額の2.0%以上。各々千円単位 |
簡単に解説すると、限度額はショッピング枠のことで、クレジットカードの入会審査で10万円から300万円の間でショッピング枠が設定されます。手数料率はリボ払いの手数料です。
アコムのACマスターカードは基本的にはリボ払い専用カードです。
年率10%から14.6%のリボ払い手数料はクレジットカードのリボ払い手数料としては標準的で、他のクレジットカードのリボ払いともそれほど変わりません。
支払い期日は、通常のクレジットカードなら毎月27日など決まった日に預金口座から引き落としされます。
しかしアコムのACマスターカードの場合は、毎月何日と引き落としの日が決まっているわけではありません。
毎月20日が締日となっていて、翌月7日から35日後が支払い期限となり、その間に銀行振込や口座振替(自動引き落とし)で支払います。そして2回目以降の支払いは、前回の支払日の翌日から35日以内となります。
また、毎月20日の締日から翌月6日までに銀行振込などで支払う場合は、カードの1回払いと同様の扱いでリボ払い手数料が発生しません。
支払日が毎月決まった日ではないので、支払いスケジュールの管理は複雑になります。(ただし毎月〇〇日と、毎月決まった日を指定する「毎月指定日払い」にしてもらうことも可能です。)
アコムACマスターカードの毎回の支払い金額は?
アコムACマスターカードの一回のリボ払いの金額は、利用金額の3.0%以上・2.5%以上・2.0%以上となっています。
リボ残高が多いと次回の支払いは残高の2.0%以上となりますが、通常はリボ残高の3.0%以上が一回の支払い金額となります。
アコムACマスターカードで50万円をお店で使った場合、次回のリボ払い金額は、
50万円×3.0%=15,000円
となります。
この15,000円のうち、リボ払い手数料が実質年率分だけ差し引かれ、残ったお金がリボ残高の返済に充当されます。
前回の支払いから30日後に支払ったとすると、
リボ払い手数料 50万円×0.146(実質年率)÷365日×30日=6,000円
リボ残高充当額 15,000円ー6,000円=9,000円
となります。
15,000円払ったうちの6,000円がリボ払い手数料で、残りの9,000円がリボ払い残高から差し引かれる金額になります。
アコムACマスターカードのリボ払い手数料は日割り計算、早く多めに払うほどお得!
アコムACマスターカードのリボ払い手数料は日割り計算で算出されるため、前回の支払日から35日を待たずに1日でも早めに支払うほど安くなります。
アコムACマスターカードのリボ払いは、他のクレジットカードのリボ払いと違い、追加の返済がいつでも特別な手続きなくできるという大きなメリットがあります。
通常のクレッジットカードであれば、リボ払い残高が50万円あったら次回の支払いは15,000円と決められてしまうところを、アコムACマスターカードであれば2万円でも3万円でも可能な金額を1000円単位で支払うことができます。
他のクレジットカードのリボ払いと違い、経済的に余裕のある時に早めに多めの返済をすることで、リボ払い残高を早期に減らすことができるのです。
アコムACマスターカードは消費者金融のリボ払い専用クレジットカードということで、リボ払いの返済にはカードローン並みの柔軟性があるのが大きなメリットとなっています。
アコムACマスターカードのETCカード、家族カードは?
アコムのACマスターカードはクレジットカードの発行のみです。
他のクレジットカードのように車載で高速料金の支払いに使うETCカードや、妻や子供など他の家族が使える家族カードといったものはありません。
以前はアコムのACマスターカードにもゴールドカードがありましたが、現在は新規発行されていません。ACマスターカードのゴールドカードを保有していた方は、サービス内容はそのままで利用できます。
他のリボ払いカードより使いやすく即日発行が大きなメリット
アコムACマスターカードはリボ払い専用クレジットカードですが、返済についてはカードローンとまったく同じで毎月の最低返済額以上であればいつでも追加返済、繰上げ返済ができます。
追加返済がしやすいので、通常のクレジットカードのリボ払いよりもむしろ使い勝手が良いですね。
即日発行できる点も高評価です。



急ぎでクレジットカードを作りたい方にはおすすめですよ。