お金を借りようとカードローンを申し込んだ際に、金融会社で必ず行われるのが審査です。
どうしてもお金が必要でカードローンを申し込むわけですから、審査に通るかは非常に重要なところですよね。
クレジットカードの申込と違って、カードローンの審査は手続きがとてもスピーディーです。しかしその分、クレジットカードの申込のように申込内容を確認・訂正する機会はほとんどありません。
カードローンの審査の流れや注意するポイント、審査の通りやすいカードローンなどを徹底解説しますね。
カードローンの審査の流れと必要書類、審査時間
ネットからカードローン審査を申し込み
審査をするのに必要な情報を公式サイトの申込フォームに入力します。
入力項目は住所や連絡先など特に調べなくてもわかることばかりですが、設問数は多いので全て入力するには意外と手間がかかります。
スマホでの文字入力に慣れている人でも早くて5分くらいはかかるので、少し時間をとって申込をしましょう。
例えばアコムのカードローンの場合、申し込みの入力項目は以下のようになっています。
入力内容 | 主な設問 |
---|---|
申込者本人について | 氏名、生年月日、性別、独身・既婚、メールアドレス、携帯電話番号(名義は本人・家族・会社かも選択)自宅電話番号(名義が本人・家族・第三者名義・呼び出しかも選択) |
ご家族・お住まいについて | 郵便番号、住所、住居種類(自己所有一戸建て、自己所有マンション、家族所有一戸建て、家族所有マンション、賃貸一戸建て、賃貸マンション、賃貸アパート、賃貸公団住宅、賃貸公営住宅、社宅一戸建て、社宅マンション、社宅アパート、社宅寮から選択)、入居年数、家賃・住宅ローン(負担あり・なし)、同一家計の人数 |
お勤め先について | 勤務先電話番号、会社名、勤務先住所、社員数、事業内容(製造、卸売等)、入社年月、勤務形態(正社員・自営、嘱託・契約・派遣社員、アルバイト・パート、期間工) ※派遣・出向の方は出向先・派遣先会社名、所属部署、勤務先郵便番号も |
収入・保険について | 収入(税込の総支給額、賞与がある場合は賞与を含む年収)、収入形態(固定給、一部歩合給、完全歩合給)、給料日、保険証種類(社会保険、組合保険、共済保険、日雇保険、船員保険、国民健康保険、社名入国保)、保険証区部(本人、被扶養(配偶者)、被扶養(配偶者以外)) |
他社お借入状況について | ※クレジットカードでのショッピング、銀行カードローン、住宅ローン、自動車ローンなどはお借入に含まないで記入。 |
希望極度額(カードの利用上限額)について | ※1万円~800万円の範囲で入力 |
審査結果通知・お申し込み内容確認の連絡先について | 連絡希望先(携帯、自宅、勤務先から選択) |
入力項目はけっこう多いのがわかりますね。迷いそうな項目があれば、あらかじめ確認しておきましょう。
カードローン申込の必要書類
カードローンの申込に必要な書類は「本人確認書類」と「収入証明書類」があり、本人確認書類はいずれか1点が絶対に必要です。
収入証明書類はカードローン会社からの求めがあれば提出が必要ですが、提出しなくても融資が受けられる場合もあります。
ただし自営業の方や契約社員・派遣社員、嘱託の方などは、収入や勤務先を証明する書類として源泉徴収票や給与明細書があった方がよいです。その方が審査はスムーズに進みます。
本人確認書類 (いずれか1点。絶対に必要) | 運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書、外国人登録証明書 |
収入証明書類 (いずれか1点、状況により必要) | 源泉徴収票、給与明細書、市民税・県民税額決定通知書、所得証明書、確定申告書・青色申告書・収支内訳書 |
その他の書類 (いずれか1点、状況により必要) | 住民票、公共料金の領収書(電気、ガス、水道、固定電話、NHK)、納税証明書 |
本人確認書類は健康保険証、マイナンバーカードなどの顔写真のない書類を利用する場合や、書類の住所と現住所が異なる場合には「住民票」「公共料金の領収書(電気、ガス、水道、固定電話、NHK)」「納税証明書」のいずれかが必要になります。
本人確認書類は運転免許証かパスポートが写真付きで利用しやすいでしょう。
必要書類の提出方法はスマホのカメラで書類を撮影後、カードローン各社の公式サイトからアップロード提出する方法が最も手軽で多くの人が利用しています。その他にFAXや専用スマホアプリで送付、店頭や自動契約機に持参といった方法があります。
カードローン審査にかかる時間
申込入力フォームに必要事項を入力したのち、審査結果の連絡はカードローン会社によっては最短30分で審査結果回答しています。
主なカードローンの審査時間は以下の通りです。
主なカードローン | 審査結果連絡 |
---|---|
アコム | 最短30分で審査結果回答 |
プロミス詳細 | 最短3分で審査結果回答※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
アイフル | 最短18分で審査結果回答※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
SMBCモビット詳細 | 10秒で簡易審査結果表示 |
三菱UFJ銀行バンクイック | 最短翌営業日 |
みずほ銀行カードローン | 2〜3営業日 |
楽天銀行スーパーローン | 最短翌営業日 |
審査結果の連絡は消費者金融系カードローンなら申込から最短30分程度で審査結果回答があります。夜に申し込むと審査結果連絡も翌日にずれることがありますが、日中の申込ならほぼその日のうちに審査結果を知ることができます。
銀行カードローンは申込当日の即日融資ができないため、審査結果の連絡も最短で申込の翌営業日となります。
また、審査の早い消費者金融系カードローンですが、申込後すぐにコールセンターに電話することでさらにスピードアップしてくれる金融会社もあります。
こうした金融会社なら申込後にすぐ電話することで、審査結果もより早く知ることができます。
カードローン審査のスコアリング評価とは?
実際にカードローンの借入を申し込んだときに行われる審査ではどのようなことがチェックされているのでしょうか
カードローンの審査方法の一つに、年齢や職業、居住形態などの条件を点数化して返済などの信用力をはかる、スコアリングと呼ばれる仕組みがあります。カードローン会社各社はこのスコアリング評価と、その他の独自の審査基準を組み合わせて、最終的に審査に通すか通さないかを決めています。
主なスコアリング評価の項目について詳しく見てみましょう。
カードローンの審査でスコアリング評価されるポイント
年齢
年齢は20代など若い方は総じてスコアリングは低く、年齢が上がるにつれて評価は高くなります。しかし60代になると仕事での収入も年齢的な面から限られてくるため、評価が下がってきます。年齢的なスコアリング評価が高いのは40代後半がピークといったところです。
年収・職業
年収はもちろん高い方が評価が高くなりますが、同時にどのような職業についているかも重視されます。同じ年齢・収入であれば、鳶職など危険の伴う職業の方や収入の変動が大きい自営業の方より、大企業勤務のサラリーマン・OLや公務員など安定した仕事についている方の方が審査においては評価が高くなります。
また、会社勤めの方は勤続年数も評価の対象になってきます。入社したばかりよりは勤続10年目など長い方が評価は有利になります。入社したばかりの方は評価がフラットなだけで、決してマイナスではありません。勤続年数は長い方が重要なポジションについていたり、離職の可能性も低いということで有利になるということです。
自営業の方は職業の安定性という面では会社員よりかなり不利な評価を受けることが多いです。特に独立から1〜2年はアルバイトの方より評価が低い場合もあります。自営業なら自分で会社を設立する方も多いですが、設立して10年後も存続している企業は1割に満たないとも言われています。自営業の方にとってはスコアリング評価は不利になりがちです。
パートやアルバイトの方も職業面では高評価にはなりにくいです。
居住区部
居住区部には持ち家(本人名義)、持ち家(家族名義)、賃貸、社宅などがあります。やはり審査において評価が一番高いのは本人名義の持ち家がある場合です。
たとえ住宅ローンを返済している最中であっても、銀行などから住宅ローンというまとまった金額の融資が受けられるだけの信用力があると判断されるため、カードローンの審査においても評価されます。
一番信用力が高いのが本人名義の持ち家にお住まいの方ですが、2番目に有利なのは家族名義の持ち家にお住まいの方です。家族名義の持ち家とは、ほとんどの場合「実家住まい」「夫名義の住まい」ということですね。
実家にお住まいなら毎月の家賃の支払い負担がない分、返済能力は高いと判断されます。審査では実家住まいの方が賃貸住まいや社宅住まいの方より有利になるのです。
一人暮らしで審査に通らない方は、実家に戻ると生活も楽になり、カードローンの審査も通りやすくなる可能性があります。
借入履歴
これまでの金融機関の借入履歴もスコアリング評価の対象になります。初めて借入する方よりも、これまでにカードローンでの借入経験があり、きちんと返済を行ってきた方の方がスコア評価は良くなります。
よく「他社借入中だと審査に通らないのではないか?」と気にする方がいますが、きちんと返済を行なっているのであれば、初めて借入を申し込む方よりむしろ高評価になっています。気にする必要はないですよ。
とはいえ、もちろん借入残高も評価の対象になるので、きちんと返済を行なっていても、すでのかなりの金額を借り入れている場合は不利な評価になり、審査に落ちることもでてきます。
カードローンの審査は個人信用情報ももちろん見られている!
カードローンの個人信用情報はクレジットカードや信販系ローンなどの取引情報や支払状況などのデータと共有されていて、審査の際はこれらの利用状況も深く影響してきます。
個人信用情報は株式会社シー・アイ・シー(CIC)、株式会社日本信用情報機構(JICC)、全国銀行協会が運営する全国銀行個人信用情報センター(KSC)の3つの団体が相互に情報を共有して管理しています。
特に総量規制によって貸付金額の制限がある消費者金融会社のカードローンは過剰な貸付を防ぐ目的で、他のローンなどの借り入れ状況を厳しくチェックする傾向があります。
そのため、例えばカードローンの利用は初めてだけど、携帯電話の端末の分割払いが銀行残高不足で引き落とせなかった場合、カードローンの申し込みをしても審査に落ちてしまうことがあります。
それ以外にも現在すでに他社に借入があり、返済が遅れている方。総量規制の貸付制限にかかりそうになっている方。クレジットカードの支払いを滞納している方。債務整理をした方。立て続けに3社以上に申し込みをした方なども、情報照会をすればすぐにわかるようになっています。
このように、いろんなデータから、普段あなたがどのようにお金を使っているかは、意外なほどカードローン会社に知られています。カードローンの申し込みの際に嘘を記入しようとする方もいますが、くれぐれも注意してくださいね。
「審査は最短30分!」なんてよく宣伝されていますが、これらをデータベースから自動で情報を取得し、スコアリング評価も自動で採点・加味して審査が行われています。だから30分という短時間で審査が可能なのです。
自動審査がすすんでいる分、変な言い訳は通用しないですから、気をつけてくださいね。
借入希望額は少ない方が審査に通りやすい。必要最小限で総量規制にかからないように
カードローンの申込時に注意したいのが借入希望額です。
借入希望額は基本的には必要最小限の金額で申込をすべきです。
消費者金融系カードローンの場合、貸金業法による総量規制により、最大でも他社での借入を含めて年収の1/3以内の金額に収まる金額しか借りることができません。
銀行カードローンは貸金業法による規制は受けませんが、銀行カードローンによる過剰融資が社会問題化して以来、銀行側で自主的にカードローンの融資額を引き下げてきています。
銀行カードローンでも消費者金融と同様に年収の1/3以内に相当する金額までしか借りられないところが多くなっているのです。
そのため、消費者金融でも銀行カードローンでも今は年収の1/3を超える金額で借入を希望すると、それだけで審査に通らない可能性が高くなります。
また、年収の1/3以内に収まる金額で融資を希望をする場合でも、借入希望額は少ない方が審査では有利になります。
「5万円借りたい」という人と「50万円借りたい」という人とでは、審査の難易度が変わってきます。
これは単純に貸付金額が少ない方が、貸倒・回収不能といった融資する側のリスクが少なくなるからですね。
いかに金融会社にとって「貸してもよい・貸しやすいお客になるか」が、カードローンの審査に通るには大切になります。
カードローン審査では在籍確認で会社に電話連絡がある
カードローンの審査の最終段階で行われるのが、勤務先の会社への在籍確認です。
あなたが申込の際に入力した勤め先の会社に実際にきちんと勤務しているかを確認するため、カードローン会社のオペレーターさんが、個人名であなたの会社に電話を掛けます。
金融会社内での審査では問題なくても、この在籍確認がきちんととれない場合はカードローンの審査に落ちることもあります。
会社で自分が電話に出られなくても、会社の誰かが電話に出て「◯◯(あなたの名前)は本日お休みをいただいております」など、あなたがそこに勤めているのがうかがえる応対であれば在籍確認は完了です。
しかし中にはいろんな事情でカードローン会社から職場に電話連絡があっては困る方もいるでしょう。
在籍確認でカードローン会社から勤め先に電話連絡があると困る人は、申込した後すぐにオペレーターに電話をして、在籍確認の方法について相談しましょう。
オペレーターさんと相談した結果、会社への電話連絡なしで借りれる場合もあります。
カードローン会社のお試し審査に通れば本審査も通るのか
カードローン会社によっては、実際に申込をする前に「お試し審査」ができるところがあります。
お試し診断がある主なカードローン
カードローン | お試し診断名 | 入力項目 |
---|---|---|
プロミス | お借入診断 | 生年月日、年収、他社借入金額 |
アコム | 3秒診断 | 年齢、年収(総支給額)、カードローン他社借入金額 |
アイフル | 1秒診断 | 年齢、雇用形態、年収、他社借入金額(※銀行カードローンを含む) |
「お借入診断」「3秒診断」「1秒診断」など名称は各社まちまちですが、年齢・年収・他社借入額など簡単な情報を入力するだけで、名前や住所、勤務先などの詳しい個人情報なしでも申込前に事前の借入診断ができます。
しかしこの「お試し審査」は、実際に申込をした時の本審査とは全く無関係です。
お試し審査で「ご融資可能と思われます」という結果が出ても、本審査で落ちてしまうことはザラにあります。
お試し審査では入力された内容からプログラムで自動応答しているだけであり、個人信用情報は全く参照しません。
そのため「債務整理したばかり」「奨学金の返済を滞納3ヶ月以上」などの金融ブラックの人でも「ご融資可能と思われます」という結果が出たりするのです。
ただ、金融ブラックではないけど「収入が少ないけどお金を借りたい」「他社借入あるけどお金を借りたい」という人にとっては、審査に通るかどうか、精度は低いですが多少の目安にはなるでしょう。
逆にこのお試し審査で「お借り入れ可否を判断できませんでした」といった内容の判定が出た場合は、本審査もほぼ通らないです。
明らかに審査に落ちてしまう人が、無駄に申込をして信用情報をさらに悪くしてしまうのを避けるには、役に立つかも知れませんね。
カードローンの審査通過率。審査に通りやすいのはどこか
カードローンの審査の流れがわかったところで、気になるのが審査に通過できるかですよね。
大手消費者金融のカードローンでは、アコム、プロミス、アイフルの3社が決算情報とともに新規成約率、新規貸付率などとして全体での審査通過率も公表しているので、そのデータを比較してみましょう。
※アコム2019年3月期第3四半期決算DATABOOK、SMBCコンシューマーファイナンス2019年3月期中間決算資料、アイフル2018年3月期決算説明会参考資料より新規貸付率(アコム)、成約率(SMBCコンシューマーファイナンス)、新規成約率(アイフル)を抜粋・比較。
3社とも審査通過率は45%前後ですが、2018年3月期の比較では、アイフルが45.6%と審査通過率が3社中で最も高くなっています。
わずかな差ではあるものの、審査に通る可能性が高いのはアイフルと言えそうです。
審査通過率が5割以下なのは審査が厳しいせいではない
大手消費者金融3社の審査通過率が申込の半分にも満たないことに驚くかも知れませんね。
もちろん、審査に落ちた・否決された方には個人信用情報にキズがある、他社借入件数・他社借入金額が多いなど何かしら問題があった方も多いです。
また、その他に審査に落ちる要因としては、
- 電話番号・メールアドレス等の入力ミスで連絡が取れなかった
- 在籍確認が電話でもそれ以外の方法でも取れなかった
- 申込できる方の条件に満たない方の申込
- 収入に対して借入希望額が多すぎる
などがあります。
大手消費者金融だと年間で数十万件もの新規申込があるため、こうした要因で審査に落ちる方が一定の割合で出てくることは避けられません。
そのため審査通過率100%!絶対に確実に借りれるカードローン!というものは、まず存在しようがないのです。
カードローンの申込条件を満たす方で借入希望額も適切な額で、ブラックリストにもなっておらず、入力ミスもなく勤め先確認もきちんと取れる人であれば、審査に通ることの方が多いです。
審査通過率は5割に満たなくても、問題のない方であれば心配することはありません。
審査が通りやすいカードローンはどこなのか
カードローンにはアコムやアイフルなど大手消費者金融の他に、銀行カードローン(メガバンク・ネット専業銀行・地方銀行)、そして中小消費者金融があります。
このうち、単純に「審査が通りやすい」という観点からみると、中小消費者金融が一番審査が通りやすいです。
銀行や大手消費者金融のカードローンでは審査に落ちた方でも、中小消費者金融なら独自の審査基準を設けることで審査に通過できるケースが多いからです。
しかし中小消費者金融は大手消費者金融とは違い独自基準で審査を行うため、審査にも
日かかり融資までに時間がかかります。
銀行カードローン、大手消費者金融、中小の消費者金融を審査が通りやすいか、金利や融資スピードはどうかでまとめると、以下のようになります。
評価項目 | 銀行カードローン | 大手消費者金融 | 中小消費者金融 |
---|---|---|---|
信用情報の事故 | 厳しい | 厳しい | 独自基準で柔軟に対応 |
他社借入件数 | 他社借入あると厳しい | 他社借入2件程度まで | 収入に応じて件数多くても対応 |
金利 | 低い | 高い | 高い |
融資スピード | 遅い | 最短60分融資も可能 | 遅い |
顧客対応 | 普通 | 良い | 普通 |
このように銀行カードローン、大手消費者金融、中小消費者金融でそれぞれに一長一短あるのがわかります。
一番審査が通りやすいカードローンは中小消費者金融ですが、逆に審査が通る以外の面では大手消費者金融や銀行カードローンに見劣りします。
審査が不安なばかりに信用情報や他社借入件数等に問題ない方が、いきなり中小消費者金融に申し込むのはもったいないです。
中小への申込は銀行カードローンや大手消費者金融の審査に落ちてからでも大丈夫ですよ。