クレジットカードは買い物や料金の支払いに何かと便利。普段は気をつけて使っていても、つい使いすぎてしまうこともありますね。届いた利用明細を見てビックリ驚愕!なんて経験をされた方も少なくないでしょう。
クレジットカードは会社ごとに支払いサイクルが違います。カードを使った翌月に請求がくるところもあれば、翌々月つまり2ヶ月後に請求がくるところもあります。現金払いと違って、カードで会計を済ませた時点ではお金を使った感覚が薄いことが、時々問題になります。
2ヶ月も前になると、自分が何にカードを使ったか覚えていないこともありますよね。
「あっそういえば旅行代金をまとめてカードで支払ってたの忘れてた!」
なんてことも多々あります。
クレジットカードの支払いは、きちんと銀行引き落としの期日までに預金口座にお金を用意しておかなくてはいけません。
クレジットカードの支払いが銀行の残高不足で引き落とせないとどうなるか、解説します。
クレジットカードの引き落としができないと・・・
- カード利用を一時的にストップされる
- カード会社から電話連絡がある
- きちんと支払うまで遅延損害金が発生する
- 度重なるとブラックリストに載る
クレジットカードの支払いが銀行残高不足でできなかった場合、このような事態が発生します。
カードが使えないばかりか、遅延損害金が発生するので、ますますお金が足りなくなります。
クレジットカードの遅延損害金ですが、保有者の多い楽天カードを例にとると、
楽天カードのカードショッピング遅延損害金
一回払い・リボ払い:年14.6%
分割払い・ボーナス払い:年20.0%
楽天カードでのショッピングで30万円を30日延滞した場合は、
30万円×30/365日×14.6%=3,599
と、約3,600円の遅延損害金が発生します。
しかし遅延損害金は、きちんと払ってしまえばそれまでです。
遅延損害金より怖いのがブラックリストへの登録(個人信用情報への事故情報登録)です。
ブラックリストに載るとどうなるの?
カード代金の支払いは、残高不足による未払いが1回だけならカード会社の温情で信用情報には記載されないことが多いです。
しかしカードの未払いが何ヶ月も連続したり、複数回の遅れがあると、個人信用情報に事故情報として記録されます。
そうなると新しくクレジットカードを作れなくなったり、車を買うときにローンが組めなくなるなど、いろいろ不都合なことも出てきます。
クレジットカードの事故情報はCICという信用情報会社に最長5年間記録されます。
5年間もローンが組めないと困る方は多いでしょう。そうなってしまう前にきちんと手を打っておかなくてはいけません。
カード代金が払えない!請求額が高すぎる時は?
引き落とし日が来る前にリボ払い・分割払いに変更する
もっとも手っ取り早いのが、リボ払いや分割払いに変更することでしょう。一括払いで支払った買い物も、今はクレジットカードの会員サイトから、後になってリボ払いや分割払いに変更できるところが多くなっています。
ただし、カードの利用内容によってはリボ払いや分割払いに変更できないものもあります。
基本的に分割払いやリボ払いに変更できるのは、決済金額が大きいものだけです。スマホのゲームで1000円程度の課金を何十回も繰り返した場合などは、1件あたりの請求額が少ないので、支払い方法を変更できないクレジットカードがほとんどです。
また、リボ払いや分割払いにはそれぞれ金利と手数料が発生します。
リボ払いや分割払いは一括払いで支払う時よりも支払い総額が多くなることはきちんと頭に入れておきましょう。
それでもクレカ代金が払えそうにない。そんな時は即日融資のカードローン!
カードの支払いをリボ払いや分割払いにしたけど、それでも払えそうにない。ボーナス払いだったけどボーナスがカットされた。そんな時はカードローンでお金を借りて払うことにしましょう。
クレジットカードの引き落とし日まで数日しかない場合は、その日のうちにお金を借りる即日融資も可能なプロミスやアコムのカードローンがおすすめです。
アコムもプロミスもどちらも初回30日間無利息サービスを実施しています。プロミスはメールアドレス登録とWeb明細利用の登録で初回30日間無利息になります。
例えばプロミスでお金を借りてカード代金を支払えば、カードの支払いは遅れずに済みます。遅延損害金も発生しません。
また、初回は30日間無利息ですから、実質的にカードの支払いを無利息で約1ヶ月先延ばしにできる形になります。
これならカードの支払いを遅らせて信用情報に傷をつけてしまうことなく、クレカの遅延損害金も支払う必要がなくなります。資金繰りの方法としては賢いといえます。
クレジットカードの未払いによるブラックリスト入りをひとまず防ぐ手段としてカードローンは有効です。
プロミス、アコムは利息が高い?それなら銀行カードローンを
プロミスやアコムは確かに30日間無利息サービスがあり、1ヶ月だけの借入なら金利ゼロでお得です。しかしそれ以降はアコムなら年利18.00%、プロミスは年利17.80%の利息の支払いが出てきます。
これが高いと感じる方は、銀行カードローンがおすすめです。
みずほ銀行カードローンは利息が最大でも年利14.0%。これはクレジットカードのリボ払い手数料の利率より低いです。
なおかつ他の会社からの借り換えに対応しているので、アコムやプロミスで借り入れがあっても、それで審査に不利になることはありません。
クレジットカードの決済日まで時間の猶予がない場合は、とりあえずプロミスでお金を借り、カード代金の返済にあてて時間的猶予を作ります。
プロミスの30日間無利息の間に銀行カードローンを申し込んで契約し、プロミスでの借りたお金は全部返済してしまえば、低金利の銀行カードローンの支払いだけが残る状況になります。
このようにすれば、最小の被害でカード支払いの延滞を防ぐことができます。
今回のピンチを反省材料に、ご自分のお金の使い方やクレジットカードの使い方をきちんと見直していきましょう。
【体験談】クレジットカードの枠を使い切って急遽アコムでお金を借りる
副業で撮影機材の購入が必要になったユキさん(20代前半・女性)。
クレジットカードの分割払いで購入するつもりが、ショッピング利用可能額を使い切っておりカード利用が不能に。急遽アコムで借入を申し込んで融資を受けました。
体験者パーソナルデータ
ユキさん(仮名)/20代前半/女性
カードローン利用年:2015年
借入先:アコム(無人契約機から)
借入当時の職業:契約社員
当時の年収:240万円
初回借入金額:16万円
最大借入金額:30万円
申込時の他社借入:なし
申込んだ曜日:平日
審査結果連絡:翌日
アコムのカードローンでお金を借りたきっかけは何ですか?
普段はアパレルの仕事をしているのですが、副業で撮影などの仕事もしております。
仕事で使う撮影機器(カメラの機材)がどうしても翌日の撮影までに必要だったのでやむを得ずアコムの融資を使用させていただきました。
緊急でなければお金を貯めてから買うという段取りが良かったのですが、翌日に迫っていた上に自分にとって重要な案件だったのでもう致し方なかったというのが本音です。
クレジットカードの分割払いで支払う予定だったのですが、親にクレジットカードをその時に限って一時的に上限額分使われてしまい利用できない状態でした。
今考えれば、親にクレジットカードを貸していなければ融資は利用しませんでした。
仕事で急に撮影機材が必要になって、クレジットカードもショッピング枠いっぱいまで使ってしまっていたので、致し方なくアコムのカードローンを利用したのですね。ご家族とはいえ、クレジットカードを貸してしまうのは良くないですね。
アコムのカードローンは勤め先確認の電話はどんな感じでしたか?
会社の方には「電話がかかってくるかもしれない」という事をお伝えしておいたので問題は一切ありませんでした。
実際にむじんくんでの契約の際に連絡をするということはあらかじめ言われておりましたが、どうやらクレジットカードの本人確認などの理由でちょくちょくうちの職場に連絡が来ることはあるようで
「気にしなくていいよー、返事はいつものようにしておくから〜!」と上司に言われました。
「いつものようにしておくから〜!」ですか(笑)在籍確認の電話なんて、そんなにしょっちゅう会社に掛かってくるものでもないですけどねw
アコムのカードローンの返済で苦労されたことはありますか?
とにかく借りたはずの金額より返済額が多いので、これが恐らく利息というやつなのだと思いました。
借りた際に借入金額についての明細が紙になって出てくるのはいいのですが、表記のややこしさがあるので「実際はあといくら自分が返済すればいいのか」などが分かりづらいのが非常に怖かったです。(今も返済金額が多い気がしています。)
現在も返済中ですがまだ減っていません。副業も増やし、節約もしてお金を返済分余分に稼げるようにしています。
生活もあるので少しづつ返済期日を守るようにし2年以内には返す予定で頑張っております。
なるほど、そうでしたか。アコムのような消費者金融のカードローンは金利は決して低くありませんから、返済期間が長くなるほど金利の支払いも多くなってしまいます。元気に働ける範囲で副業収入も増やしていけるといいですね。
アコムのカードローンを利用してみて良かったと感じた点はありますか?
私の時のように、仕事や急な病気など、何らかの状況や理由で急遽お金がやむを得ず必要になった時に非常に助かるシステムと思います。
もちろん何でも無理な出費はするべきではないと思いますし出来ればためたほうがいいと思いますが。
また、私が借りたアコムの場合、電話で対応してくださる方が非常に優しい謙虚な態度で対応してくれるだけ良いかと思いました。
アコムは全国各地にむじんくんの自動契約機が設置されているし、今日中にお金を借りたい場合も即日融資で対応できるから、急にどうしてもお金を借りたい時は助かりますよね。対応してくれるオペレーターさんの態度も大手金融会社らしい丁寧さがありますよね。
アコムのカードローンを使って、これは失敗だったと思うことは何ですか?
とにかく実際に借りた数だけただ返せばいいというわけじゃないという点だと思います。
借りている側なので文句は言えないですが、正直利息も含めた返済はかなりきついです。
社会人ともなれば年金だとか市民税だとかの税金も納めなければならないですが、そっちがおろそかになってしまいそうです。
なるべくクレジット分割払いかお金を貯めてニコニコ現金払いがベストだとつくづく学びました。
毎月の返済額が少ないと、利息ばかりを支払っているような気分にさせられますよね。税金や健康保険、年金の支払いまで含めて家計の支出をしっかり管理する必要がありますね。
カードローンの利用を検討中の方に、何かアドバイスはありますか?
お金が足りない借りたい、という方。できれば利用しない、が一番の方法だと思います。
私は金額が少ないので何とかなりますが、その程度でも後が苦しいので、お金に悩まされる期間が長引く状況をあまり体験して欲しくないですね。
やはり緊急でない限りは掛け持ちでも何でもして仕事を増やして稼ぎまくるのが一番かと思います。難しいところですが。
そうですね。アコムのカードローンは便利ですが、借金はしないに越したことはありません。完済までの期間が長引くほど利息の支払い分がどうしても多くなってしまいますから、どうしても必要な分だけをカードローンで借りて、早期の段階で元本をどんどん減らせるように返済を進めたいですね。健康には気をつけて、副業や節約を頑張ってくださいね。
※インタビュー内容はプライバシー等を考慮した加筆・修正を行った上で掲載しています。
クレジットカードの分割払いとカードローン、どっちがお得?
今回のユキさんの体験談は、撮影機材の購入のためにアコムを利用したそうですが、クレジットカードが使えたらショッピング分割払いで買えばよかったというお話がありました。
クレジットカードの分割払いで買い物するのと、カードローンで現金を借りて買い物するのと、どちらが利息の支払いは少なく済むのでしょうか?
クレジットカードの代表例として楽天カードを例にとります。
ショッピング分割払いの実質年率は12.25%~15.00%(分割払いのお支払い方法:楽天カード。分割回数が多くなるほど利息も高くなりますが、最大でも年率15.00%です。
それに対してカードローンでお金を借りて支払う場合、アコムなら実質年率は3.0%~18.0%。
借入可能額が大きくなれば利息も年率3.0%まで低くなる仕組みですが、初回借入はほとんどの方が最高の年利18.00%が適用されます。
そうなると、アコムのカードローンは実質的に楽天カードのショッピング分割払い(実質年率12.25%~15.00%)よりも年率3〜5%ほど利息が高くなる計算です。
どちらが支払い総額が少なくお得かと言われたら、やはりクレジットカードの分割払いの方がお得ですね。
しかし、クレジットカードのデメリットとして、クレジットカード決済が利用できるお店やサービスに利用が限定されるというのがあります。
カードローンなら現金を借りるので、利用できる店が限られることもありません。クレジットカード決済が難しい生活費や家賃などの支払いにも利用できるメリットがあります。
これらを踏まえて結論を出すと、クレジットカードで支払いができるところではショッピング分割払いを利用し、そうでない場合のみカードローンの利用もやむなしということになりますね。
お金が急に必要になった時でも、クレジットカードが利用できるかどうかはまず確認した方がいいでしょう。カードローンの申し込みはそれから考えるようにましょう。
クレジットカードの使いすぎを防ぐには?
ここまでクレジットカードを使いすぎて、お金が足りなくなってしまった場合の対処法をご紹介しました。
今度は逆に、クレジットカードを使いすぎてしまわないための方法もご紹介しますね。
使うクレジットカードは1〜2枚に限定する
クレジットカードを一人で何枚も持っている方も少なくないですが、カードを使いすぎてしまわないためには、使うカードをあえて1〜2枚に限定した方がいいです。
いろんなクレジットカードを使うと、どのカードでいくら使ったか、今月いくら請求がくるのかなど、お金の管理が複雑になります。
すると、どうしてもきちんと管理するのが難しくなってしまいます。
クレジットカードはできれば1枚だけに限定して使うのがベスト。ポイントやマイルが貯まりやすいカードなどをメインカードにします。
クレジットカードにはVISAやアメックスなどのブランドがありますが、お店によってはVISAしか使えない、アメックスが使えないなどがあります。
そういったときのために使う、別ブランドのサブカードを1枚。この2枚で十分です。
財布にクレジットカードが何枚も入っていると、ついいろんなカードで支払いをしてしまいます。
財布にクレジットカードを1〜2枚しか入れておかないだけでも、使いすぎを意識するには効果があります。
今はVISA機能のついたVISAデビットカードもあるので、クレジットカードではなくVISAデビットに切り替えてしまうのもおすすめです。
カードで買い物したら、カレンダーにメモする。
クレジットカードで何かを注文したり、ゲームアプリの課金をしたら、いくら使ったかを金額だけでもいいので、Googleカレンダーなどのカレンダーアプリにメモすると良いです。
アプリではなく、壁などに貼っているカレンダーに直接書き込むのもよいでしょう。
ポイントは、いついくら使ったのか、後から一目ですぐに確認できるようにすることです。
1ヶ月のカレンダーで金額の数字が書かれている日がたくさんあるようなら、「これはカードを使いすぎているな」と一目で確認できます。
カードでいくら使ったのかを、いつでもすぐ把握できるようにしておくと、自然と使いすぎには気をつけるようになります。
自分の食べたものを記録する「レコーディングダイエット」と同じような効果ですね。
カードの利用明細はWebではなく紙を郵送してもらう
今はクレジットカードの利用明細をWeb明細で、クレジットカードの会員サイトから確認したり、ダウンロードする形になっているところが多くなっています。
カード会社でも利用明細の印刷や郵送はそれなりのコストと手間がかかります。そのため、積極的にWeb明細利用に切り替えてもらうよう働きかけを行っています。
しかし、Web明細だとわざわざ会員サイトまで確認しに行かなければならないので、意外と面倒だし、確認するのを忘れることも多いです。
特にパソコンを持っていない方にとっては、スマホからの利用明細の確認では、カード会社のサイトによっては大変な場合もありますよね。
しかし、あえて紙の利用明細を自宅に郵送してもらうことで、毎月カード引き落としの1週間ほど前にはカードの利用明細を確実に確認することができます。
紙のカード利用明細をチェックするのは、自分が何にお金を使ったのかを改めて確認する、いい機会になります。
紙の利用明細を毎月チェックすることで、無駄遣いの予防や節約のヒントが見つかることもあります。
カード会社によっては、紙の利用明細の発行には100円程度の費用がかかる場合もありますが、100円以上のメリットは実感できるはずですよ。