お金がない!お金に困った時

お金がない無職でもお金を借りれるの?求職者支援資金融資制度について

お金がない無職の人がいざお金を借りようとしても、金融機関からはほぼ確実に融資を断られてしまうものです。

しかしお金がない無職だからこそ、仕事に就くためにはお金が必要です。

そして真剣に就職して仕事をしたい人には国からの支援の手も用意されています。

公的融資制度の中には現在無職の状態でも、真剣に仕事をする意欲がある求職者であればお金を借りれる求職者支援資金融資制度というものがあります。

求職者支援資金融資制度について解説しますね。

求職者支援資金融資制度で無職でもお金を借りれる条件

求職者支援資金融資制度とは全国のろうきん(労働金庫)の融資制度です。

求職者支援資金融資制度では無職の方でも月額5万円または月額10万円を最大12ヶ月、年率3.0%で借りることができます。

しかしこの融資を受けるには以下の条件を全て満たさなければなりません。

求職者支援資金融資制度の利用対象
  1. ハローワークで特定求職者認定を受けた方
  2. ハローワークで職業訓練受講給付金の支給決定を受けた方
  3. ハローワークで求職者支援資金融資要件確認書の交付を受けた方

特定求職者とは

ハローワークに求職の申込をし、さらにハローワークが職業訓練などの支援を行う必要を認めた人のことを特定求職者と呼びます。

特定求職者に認定されると、ハローワークで案内される「求職者支援訓練」または「公共職業訓練」原則無料で受講できるほか、一定要件を満たせば訓練期間中に「職業訓練受講給付金」の支給を受けることができます。

ただし週20時間以上バイト等で働いている方や、短期就労のみを希望する方は特定求職者には認定されません。

職業訓練受講給付金の支給条件

職業訓練受講給付金は求職者支援訓練や公共職業訓練の受講期間中、月額10万円を国からもらえるものです。

国からお金をもらって知識やスキルを習得できるという、無職で求職中の人には願ってもない制度ですが、支給には以下の条件を全て満たす必要があります。

このように職業訓練受講給付金を受給できるのは、本人はもちろん同居する家族がいれば家族も経済的に苦しい方に限られます。

参照:職業訓練受講給付金(求職者支援制度)|厚生労働省

そしてろうきんから借りれる求職者支援資金融資は、職業訓練受講給付金を受給している人で、さらにハローワークが求職者支援資金融資も必要だと認めた人だけが利用できるものになります。

ハローワークで貸付条件を満たしていると認められた人にだけ、求職者支援資金融資要件確認書という書類が交付されます。

職業訓練受講給付金の支給条件には「全ての訓練実施日に出席している」とあります。

これはやむを得ない理由がある場合を除いて1度でも欠席(遅刻・欠課・早退を含む)すると支給条件を失い、お金はもらえなくなります。

職業訓練受講給付金の支給がなくなると、求職者支援資金融資も受けられなくなります。

求職者支援資金融資は無職でも貧困状況にあり新しい仕事に就くために本当に真剣に学ぶ熱意と行動する意欲がある人しか利用できない制度なのです。

求職者支援資金融資制度の概要と審査

貸付金額生計を一にする家族がいる場合:
月額上限10万円×受講予定訓練月数(最大12)
単身者など:
月額上限5万円×受講予定訓練月数(最大12)
(1万円単位)
貸付利息年率3.0%(保証料含む)
申込できる人職業訓練受講給付金の支給決定を受け、
かつハローワークで求職者支援資金融資要件確認書を交付された方
担保・保証人不要(ろうきん指定の信用保証機関を利用)
返済訓練終了の4ヶ月後以降、毎月末日に労働金庫口座より自動引落
(訓練終了月から3ヶ月は元金据置期間で利息のみの返済)
申込先ハローワーク、労働金庫

参考:求職者支援資金融資|中国ろうきん

求職者支援資金融資制度では、同居又は生計を一にする別居の配偶者、子、父母がいる方は月額最大10万円を最大12ヶ月間、最大で合計120万円を借りることができます。

単身者の方は月額で最大5万円までを最大12ヶ月間なので、合計で最大60万円まで借りられます。

求職者支援資金融資制度はろうきんの審査がある

求職者支援資金融資制度は厚生労働省が用意した融資制度ではありますが、融資を受けるには実際にお金を貸すろうきんの審査に通過する必要があります。

貸付金額についてもろうきんの審査で月額いくらになるかを決定します。

ろうきんでの求職者支援資金融資制度の審査では以下の書類が必要です。

ハローワークから求職者支援資金融資要件確認書の交付を受ける時点で申込者の選別がある程度行われているのと、職業訓練給付金の支給が条件となっているため、通常は審査通過もしやすいです。

しかし金融機関での借入となるため審査時に個人信用情報の照会は行われます。

支払いの滞納が多いなど金融ブラックに該当する人にとっては審査は決して甘くはないでしょう。

申込はハローワークが指定する全国各地のろうきん窓口まで書類を持参して行います。

参考:求職者支援資金融資制度のご案内|厚生労働省

求職者支援資金融資制度での借入の返済について

求職者支援資金融資制度でろうきんから借りたお金は、職業訓練受講期間終了後から返済がスタートします。

最初の3ヶ月は元金据置で利息のみの支払いとなり、4ヶ月後から元金と利息を含めた通常の返済に切り替わります。

求職者支援資金融資制度は国からお金をもらえる職業訓練受講給付金と違い、返済義務があります。返済が遅れると遅延損害金(年率14.5%)が発生します。

返済が免除されることはないので、必ず完済しなくてはなりません。

求職者支援資金融資制度の借入の毎月の返済額は?

返済は訓練終了月の4ヶ月後の末日以降に貸付日から5年以内(50万円以上は10年以内)に元利均等払いで返済します。

例として月額10万円を12ヶ月間、最大120万円を借りて10年以内に返済する場合をシミュレーションすると、以下のようになります。

借入元金120万円
返済期間9年(10年ー訓練期間の1年)
返済方法元利均等返済
借入金利年率3.0%
毎月返済額12,692円
総返済額1,370,736円
(うち利息分: 170,736 円)

返済開始の最初の3ヶ月の元金据置は考慮していませんが、求職者支援資金融資制度で最大限にお金を借りた場合の毎月の返済額はおよそ13000円弱となります。

求職者支援資金融資制度は銀行の一般的な無担保ローンと比較すると金利がかなり低く、利息の総支払額も10年返済にしては安く抑えられています。

無職でもお金を借りれる無担保の融資としては、金利面ではこれ以上を望めないくらい良心的です。

求職者支援資金融資制度でお金を借りる際の注意点

求職者支援資金融資制度でお金を借りる際、注意すべき点もいくつかあります。

求職者支援資金融資制度の注意点
  1. 職業訓練受講給付金が不支給になると一括返済を請求される
  2. 職業訓練を途中で辞める場合は1ヶ月以内に契約変更手続きが必要
  3. 返済が遅れると個人信用情報に事故情報が掲載される

職業訓練受講給付金が不支給になると全額一括返済しなければならない

ハローワークの就職支援を拒否したり、やむを得ない理由のない欠席や遅刻等がある、不正受給・不正利用の発覚など。

これらの理由で職業訓練受講給付金の支給を止められてしまうと、求職者支援資金融資制度でろうきんから借りたお金も全額一括返済を求められます。

特に不正受給などに関しては詐欺罪などの刑事処罰の対象になる場合もあり、非常に厳しい対応をしています。

求職者支援資金融資制度は無職でもお金を借りれる制度ですが、それは職業訓練受講給付金があるから借りれる制度とも言えます。

職業訓練受講給付金の支給が止められてしまうような振る舞いは慎まなくてはいけません。

職業訓練を途中で辞める場合は契約変更が必要

病気や怪我、家族の介護等で職業訓練の継続が困難となり、やむを得ず途中で辞める場合は、訓練を辞めた日から1ヶ月以内にハローワークに届出をし、ろうきんで契約変更の手続きをする必要があります。

これを怠ると全額一括返済を請求されるので、訓練を辞める場合は速やかに契約変更手続きを行ってください。

返済が遅れると個人信用情報に事故情報が載る

求職者支援資金融資制度では労働金庫(ろうきん)という金融機関からお金を借りています。

そのため返済が遅れたり滞納が続くとカードローンでの借金などと同様に、個人信用情報に事故情報として登録されます。

就職が決まりクレジットカードを作りたいような場合に審査に落ちるなど不利益を被ることがあるので、返済はきちんと進めなくてはいけません。

求職者支援資金融資制度で借りるお金は利息を含めて返済する必要があり、これを免除されたりすることはありません。

お金のない無職でも真剣に働く意欲があれば支援の手はある

求職者支援資金融資制度はハローワークで真剣に職を探している方であれば、職業訓練受講給付金の支給と合わせて、現在無職でもお金を借りれる制度です。

国が指定している制度なのでお金を借りるまでの条件や手続きは多いですが、無職でお金がなく仕事に必要な知識やスキルも身につけられないという状況にある方にとっては非常にありがたい制度です。

求職者支援資金融資制度はパチンコなどのギャンブルや飲み代など安易な浪費に使える気軽な借金ではありませんが、人生を真剣に立て直すためのお金であれば、支援の手は差し伸べられています。

今現在無職でも真剣に働きたいと考えている方は、近くのハローワークで相談してみてくださいね。

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