アコム、プロミス、アイフル...。毎月の最低返済額の少ないカードローンを選ぶ
「ご利用は計画的に」とはよく言われることですが、カードローンやクレジットカードのキャッシングでお金を借りるときに、ほとんどの人は「このくらいならすぐに返せそう」と考えて借りるのではないでしょうか?
しかしいざ返済がスタートすると、なかなか思うように返済が進まず苛立ったり、また借入をしてしまうといったことが出てきます。

今回はそのあたりをテーマに考えてみましょう。
消費者金融と銀行カードローンでは毎月の最低支払金額が大きく違うことも
借りた金額に応じて毎月一定の金額を返済していくのは消費者金融も銀行カードローンも同じですが、どちらも毎月これだけは支払ってくださいという最低支払い金額が設定されています。
主なカードローンの借入額別毎月の最低返済金額一覧
5万円借入時 | 10万円借入時 | 30万円借入時 | 50万円借入時 | 返済方式 | |
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プロミス | 2,000円 | 4,000円 | 11,000円 | 13,000円 | 残高スライド元利定額返済方式 |
アコム | 3,000円 | 5,000円 | 13,000円 | 15,000円 | 定率リボルビング方式 |
アイフル | 4,000円 | 4,000円 | 11,000円 | 13,000円 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング |
SMBCモビット | 4,000円 | 4,000円 | 11,000円 | 16,000円 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
新生銀行レイク | 3,000円 | 4,000円 | 11,000円 | 13,000円 | 元利定額リボルビング方式or残高スライドリボルビング方式 |
三井住友銀行カードローン | 2,000円 | 2,000円 | 6,000円 | 10,000円 | 残高スライド元利定額 |
みずほ銀行カードローン | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 残高スライド方式 |
まとめてみるとこんな感じです。
アコム 3000円以上
アイフル 4000円以上
プロミス 1000円以上(※借入残高2万円以下の時)
SMBCモビット 4000円以上
新生銀行カードローンレイク 3000円以上
スルガ銀行カードローン 3000円以上
みずほ銀行カードローン 1万円以上
三井住友銀行カードローン 2000円以上
毎月の最低返済額の金額は、毎月の借入残高の大きさによって段階的に上がってきますが、数万円程度のお金を借りた場合の月々の返済金額は全般的に消費者金融の方が少なく済みます。
最低支払い金額が少ないということは、それだけ毎月の返済の負担も少なく済むということですね。
余裕のない時は最低支払い金額だけですませることもできますし、余裕のあるときには追加で一括返済してしまえばよいです。
しかし借りた金額にかかわらず、毎月の返済が1万円以上になると、返済が厳しいと感じる方も出てくるでしょう。
そういった方はいくら低金利とはいえ、銀行カードローンは避けた方がいいかもしれないわけです。
銀行カードローンで1万円が支払えずに返済が遅れ、遅延損害金を加算されるようなことがあれば、いくら消費者金融より金利が低い銀行カードローンで借りていても、結果的に損をします。
利息は多少高くなってしまったとしても、毎月無理なく返済できる方が良い場合もあるのです。
毎月の最低返済額が少ないカードローンのメリット・デメリット
カードローンを契約してお金を借りるのは比較的すぐにできますが、借金の返済となるとなかなかすぐには終わらないこともあります。
「借金を抱えてなかなか返済が進まない」
「カードローンの元金が全然減っていかない」
という話をよく耳にします。
よく聞くと、カードローン会社から提示されるまま、最低返済額だけで毎月の返済を進めている方が非常に多いです。
プロミスやアコムなどは最低返済額が低めに設定されていますが、最低返済額だけを毎月払うのは、結果的に返済期間が非常に長くなります。
それでいつまでたっても借り入れた元金が減っていかないという現象が起きてくるわけです。
毎月の返済額が少なく済むのは、家計への負担が少ないという点ではメリットです。
しかし、毎月の返済額が少ない分、返済期間が長期に及びます。その分、利息の総支払額が増えてしまうというデメリットにもなっているのです。
早期完済を積極的にすすめていかないと完済までに数年かかることはザラです。

気をつけてくださいね。
返済計画は無理せず確実に実行可能なもので!
「ご利用は計画的に」というのは、毎月の自分の収入の中でどのくらいなら無理なく返済していけるかを考えるということですね。
返済に向けて節約するところは徹底的に節約し、副業や臨時のアルバイトなどで収入を増やせる機会を増やすのはとても大切です。
しかしそれを最初から返済計画に織り込んでしまうのは、あまりおすすめできません。
精一杯がんばっている状態を基準にして返済計画を考えていると、ちょっとしたトラブルですぐに計画が頓挫してしまい、気持ち的にもなかなか立て直しが難しいからです。
無理めの返済計画を立てても、体調を崩したりして働けないなどのトラブルがあればすぐ苦しくなってしまいますからね。きちんと返済していくには、返済計画もあらかじめしっかり余裕を持つことが大切です。
カードローンの利用を考える際は毎月の最低支払い金額というところも目を向けてくださいね。